UNISON SQUARE GARDENの歌詞ツイートプロモーションについて

3ピースロックバンドUNISON SQUARE GARDENの新譜、『MODE MOOD MODE』発売に先駆けて、公式アカウントが上記のツイートをしました。

作詞作曲を担当するベースの田淵氏が自ら選んだ歌詞の一節をツイートしていくという内容であり、これに関して感じたことをまとめたいと思います。

特に気になった歌詞は以下です。

 

流行りのドラマや映画、漫画などの話題で周囲が持ち切りになることは珍しくありません。 しかしその物語が自分に合うか、響くかは別問題です。

さらに、この”物語”は社会問題やニュースとして考えてみても当てはまります。

 

ゴシップ雑誌による不倫報道記事や、テレビで有名人の容疑に対する過剰なバッシングが行われたことは記憶に新しいです。

それに関係のない人々が声を荒げ、責め立てる様をサッカーのルールになぞらえたこの歌詞も印象的です。

 

歌詞ツイートプロモーションの何が凄いか

デジタル音楽販売や、定額制の音楽配信サービスの普及などにより、リスナーの歌詞に対する関心は以前と比べて減っていることは想像に難くありません。

そんな中、あえて歌詞を推し出していく姿勢にはおみそれしました。

それだけ歌詞に自信があるということでもあり、バンドのこだわりを垣間見ることができます。

 

 確かにユニゾンの歌詞は心に残るフレーズが多く、例えばこのようなものがあります。

instant EGOIST

偏屈で不気味なくらいの風模様 どいつもこいつも右ならえ 「さあ手を叩こう」? 気持ちがどうも乗らないなら地蔵さん、そんぐらいは、許されて?

これは5thアルバムCatcher In The Spyに収録されているinstant EGOISTの歌詞で、日常生活での様子、例を挙げるとすればライブ会場での振る舞いについて綴ったものだと思われます。

多くのバンドが手拍子やコールアンドレスポンスなどわかりやすい一体感のようなものを重視する中、ユニゾンはあくまで自由に楽しむことを提唱しています。

 

おわりに

意図せず紹介した歌詞の内容が偏った気もしますが、これはユニゾンの一側面でしかないので各々好きなポイントを探してみてください。

長々と書きましたが、やっぱりニゾンって良いバンドだなぁ・・・ってことです。